お住まいになるのは、仲睦まじい共働きのご夫婦。
今やワークとライフのバランスは、家づくりにおいても切り離せないポイント。ご夫婦ともにフルでお仕事をされるI様は、3階のフリースペースを在宅ワークに活用されます。堀座卓状のカウンターでオンライン会議や作業に打ち込み、時折屋上に出て新鮮な空気を吸い込めば、リフレッシュして仕事もさらに効率的に進みそうです。
自然素材がお好きなご夫妻は、内装材や家具も素材にこだわって選ばれました。職人の手仕事で作られた家具の数々は、新しい家族のように温かく迎え入れられました。愛着をもって大切にされ、ご夫婦と共に時間を過ごしています。
家事がラクになる動線と設備もI様邸の魅力です。室内干しと衣類乾燥機のあるランドリースペースは、キッチンやサービスバルコニーと繋がるように配置。家事の負担を減らすことで、毎日をより豊かに過ごせるでしょう。
ご両親も快適に泊まれるよう、客間として使う和室は中庭と隣接させました。モミジの木が眺められるこの空間には、本畳の香りが心地良く漂い、気持ちをリラックスさせてくれます。
アプローチと中庭には、季節の移ろいを楽しめる樹木を植えました。全長5mの花壇は、奥様が育てたハーブでいっぱいです。都心にある30坪の敷地に、充分な生活空間とガーデニングスペースが両立しています。
都市部では、プライバシーの確保と防犯性も重要です。I様邸では、ビルトインガレージや高い塀といった、完全な「クローズ外構」ではなく、採光や風通しを遮らない「セミクローズ外構」を採用。住居と外部を程よく仕切りながら、周囲の環境とも調和します。外にいても、季節の変化や植物を育てる楽しみを安心して味わえる外構プランです。
朝は日光をたっぷり浴び、昼は仕事に励み、夜はエネルギーを蓄えてまた新しい朝を気持ちよく迎える——そのような充実した毎日を送れる、安らぎを感じる光と風の家となりました。